住宅ローン比較.com(HOME)住宅ローン最新トピックス>新住宅ローン減税は控除額の増加+現金給付の形に (2013年1月11日)

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新住宅ローン減税は控除額の増加+現金給付の形に

2013年12月で期限切れになる住宅ローン減税が2014年以降も延長される見通しとなりました。さらに、消費税増税による住宅投資(マイホーム購入等)の減に配慮する形で2014年以降の住宅ローン減税は内容が拡充されることになりそうです。

追記)2013年2月1日:ようやく内容がまとまりましたので確定版に修正します。

 

2014年以降の新住宅ローン減税の概要

住宅ローン減税の内容を大きくまとめると下記のようになるようです。

  1. ローン減税額を年間20万円から40万円へと拡大。
  2. 住民税の控除上限額を引き上げ
  3. 使い残した減税額があれば現金給付

特に大きな制度の変更点は「現金給付」があることです。
従来の住宅ローン減税では、あくまでも「払った所得税・住民税」の範囲までしか減税の高はありませんでした。

ですから、仮に20万円の減税額があっても、納めた所得税・住民税が14万円というようなケースでは、14万円までしか還付(税額控除)されなかったわけです。
それが2014年以降はその超過分は現金で給付されるようになったのです。

2014年以降は最大30万円の減税となります。
年収がおよそ500万円程度の場合はこの減税額では減税額を残してしまう可能性が高いため、今回のような現金給付という形で配慮したものと思われます。

 

消費税増税前に買うのと14年以降の住宅ローン減税を使うのはどっちがお得?

この14年以降の住宅ローン減税の適用を受けるためには、消費税が増税されている2014年以降に物件を購入する必要が出てきます。
それでは、消費税を5%のままで購入したい場合と、消費税が8%(2014年)になってから買う(新住宅ローン減税適用)のとでどちらがお得になるのでしょうか?

 

土地2000万円・建物1500万円のケース 住宅ローン3000万円

この場合で想定します。ローン残債は年に100万円ずつ減少すると仮定。
増税前後での消費税の差(3%で計算):45万円

住宅ローン減税(2013年適用)
20万円×10年=200万円
消費税における差額:45万円
トータル減税額:245万円

住宅ローン減税(2014年適用)
30万円+29万円+28万円+・・・・+20万円=250万円

このケースでは、2014年の消費税増税後に買った方が約5万円分お得になるという試算となりました。ただ、この試算は前提を変えれば簡単に動いてしまいます。
制度を見る限りおおむね下記のような有利・不利がありそうです。

 

消費税増税後の購入の方がより有利になりやすい方。

  1. 消費税が非課税である土地価格が高い一戸建て購入を検討してる方
  2. 住宅ローンの借入額が3000万円以上となる方

消費税増税前の購入の方が有利になりやすい方。

  1. 分譲マンションの購入を検討している方
  2. 住宅ローンの借入額が2000万円以下になりそうな方

まだ、確定情報ではなく、暫定情報ではありますがぜひご参考にされてください。気になる方は計算自体はとても簡単ですので、自分でぱちぱち電卓をたたいて計算してみてくださいね。

2013年1月11日 しょう

 

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