家具・家電が2万円引き。それでも予算超え?新居の買う順番
執筆:住宅ローン比較.com 編集部 / 情報確認:2026-11-03
口座残高から予定の支払いと残すお金を引いて予算を決め、全部買う案と今必要な物だけの案を配送・設置込みで比べましょう。

家具・家電のセットが2万円引きでも、配送・設置を足すと購入予算を超えることがあります。新居の買い物は、口座残高から今後の支払いと残しておくお金を引き、使える金額を決めてから選びましょう。今ある物で暮らせるなら、割引を逃しても一部を後に回した方が、入居時の現金を多く残せる場合があります。
残高65万円でも、65万円を買い物に使えるとは限らない
住宅購入や引越しの直後は、住宅ローン、管理費、旧居の家賃、カード代金などの支払いが重なります。まだ引き落とされていないお金も、家具の購入資金に数えないようにします。
購入予算=今ある現金−既に予定している支払い−取り崩さず残すお金
残高65万円、今後の支払い20万円、残すお金15万円なら、購入予算は30万円です。金額は仮定です。15万円は生活予備費の推奨額ではなく、他に確保した生活資金もある世帯の、この口座で残す金額とします。
自分の予算では、次の収入までの生活費、収入減や故障への備え、近く支払う税金・保険料も点検してください。生活資金を別口座に確保していなければ、その分も先に残す必要があります。残す金額を決められない段階では、高額な追加購入を急がない方が家計を確認しやすくなります。
「必需品リスト」より、自分の初日の困りごとを確認する
同じ家具・家電でも、持ち込める物、備え付け設備、家族の生活によって購入時期が変わります。「寝る場所は必要」でも、使える寝具があればベッドフレームをすぐ新調する必要はありません。買わない期間の費用や手間も含めて決めましょう。
表は横にスクロールして確認できます。
| 必要なこと | 入居前に確認すること | 購入時期を決める目安 |
|---|---|---|
| 眠る・着替える・室内を照らす | 使える寝具、窓からの視線、照明の有無 | 安全やプライバシーに関わり、代わりがなければ入居初日までに用意する |
| 食品を保存する・洗濯する | 持込み家電の状態と設置可否、家族の利用頻度 | 代替手段の費用・移動時間・負担が大きければ早めに手配する |
| 仕事・学習をする | 既存の机と椅子が使えるか、作業場所を確保できるか | 在宅勤務や学習に支障が出るなら、見た目の統一より先に必要な機能をそろえる |
| くつろぐ・収納を増やす | 今の家具で足りるか、荷物を収めた後に何が不足するか | 生活に支障がなければ、入居後に動線と置き場を確かめてから買う |
洗濯機を後回しにするなら、その間の洗濯代だけでなく、通う時間や家族の負担も見ます。必要な空調や仕事道具など、延期すると健康・生活・収入に影響する物まで一律に削らないでください。
2万円引きで32万円。割引なしで23万5,000円になる買い方もある
購入候補を冷蔵庫9万円、洗濯機7万円、カーテン・照明5万円、ベッドフレーム3万円、テレビ7万円の計31万円とします。すべてまとめて買うと2万円引き、配送・設置は合計3万円。ベッドフレームとテレビを外すと割引はなくなり、配送・設置は合計2万5,000円になる条件です。品目・税込金額・割引・配送条件は仮定で、実際の店舗のセット価格や相場ではありません。寝具と他の必要品は既にあり、ここに挙げた支出以外の追加費用はないものとします。
| 比べる項目 | 候補をまとめて購入 | ベッドフレームとテレビを延期 |
|---|---|---|
| 商品の合計 | 310,000円 | 210,000円 |
| 割引 | −20,000円 | 0円 |
| 配送・設置の合計 | 30,000円 | 25,000円 |
| 今回の支払総額 | 320,000円 | 235,000円 |
| 購入予算30万円との差 | 20,000円不足 | 65,000円残る |
| 予定の支払い20万円も済ませた後の口座残高 | 130,000円 | 215,000円 |
候補を全部買うと、残す予定だった15万円を2万円取り崩します。一部を延期すれば、今回の支出は8万5,000円少なくなり、15万円を残したうえで購入予算も6万5,000円残ります。
ただし、8万5,000円は今回の支出の差であり、最終的な節約額ではありません。後から2品を買えば、その時の本体代と配送・組立などの費用がかかります。追加購入まで含めた予算も用意し、入居後に必要性を再判断しましょう。全品が初日から必要で総額も予算内なら、まとめ買いの割引や配送の手間を減らせる利点を検討できます。
「送料無料」でも、部屋までの搬入や設置まで含むかは別に確認が必要です。パナソニック公式通販の冷蔵庫の案内では、搬入・設置を申し込まない場合は梱包状態で玄関先渡しとなり、建物の構造によっては追加費用を伴う設置の提案もあるとしています。注文先の見積もりで、本体と作業を合わせた総額を確認してください。
注文前に2通りの見積もりを取り、追加購入は入居後に判断する
- 現金を確保する:口座残高、予定している引落し、残すお金を確認し、今回使える上限を書く。カードで払う場合も、その引落資金を確保する。
- 今ある物と設備を確認する:持込み品の状態・寸法、照明や収納などの備え付け、必要な納品日を確認する。冷蔵庫などの経路は、搬入経路と設置条件の確認方法も使って販売店に伝える。
- 2通りで総額を聞く:「候補を全部買う場合」と「今必要な物だけの場合」で、割引、配送、設置・組立、必要なら旧品回収や追加作業の料金をそろえる。品目を外したときの割引条件も聞く。
- 納品と変更条件を残す:入居日に使えるか、設置不可・欠品・一部取消しのときにどうなるかを確認し、見積書や注文画面を保存する。
- 入居後に買い足しを決める:たとえば1か月後に、使って困ったこと、置き場、残予算を確認する。実際の支出が増えていれば、買い足しより先に家計を調整する。
ネット通販で「とりあえず注文し、合わなければ返品」とは考えないでください。国民生活センターの案内によると、通信販売には法律上のクーリング・オフ制度がなく、自己都合の返品は返品特約があればその条件に従います。特約がない場合は、商品を受け取った日を含む8日以内で、送料を負担して返品できる扱いです。購入前に返品の可否・期限・費用を確認しましょう。
出典と確認日
情報確認:2026年11月3日。販売価格・割引・配送と返品の条件は、注文する商品と店舗の最新の見積もり・規約で確認してください。
- パナソニック公式通販「冷蔵庫・冷凍庫の寸法・設置・搬入について」:玄関先渡し、搬入・設置の申込み、追加費用の可能性。
- 国民生活センター「通信販売はクーリング・オフできません」(2024年8月1日公表):通信販売の返品特約と返品条件。