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団体信用生命保険の疾病保障(特約)は必要か?

最近の住宅ローンの団体信用生命保険の中には、がんなどの重大な病気が見つかりローンが返済できなくなった時に保険金でローンを完済できる医療保障(特約)が付与された団信があります。

こうした医療特約付きの団信には加入した方がいいのでしょうか?それとも加入する必要が無いのでしょうか?

2015年3月6日

 

団体信用生命保険とは

まず、団体信用生命保険(団信)とは、ほとんどの銀行の住宅ローンに標準でセットされている保険です。

簡単に説明するとローン契約者が返済中に死亡した場合、保険金でローンの残りの分をチャラにできる死亡保険です。基本的に銀行のローンではこれへの加入が義務になっています。「参考:住宅ローン審査と団信(健康状態)

通常の団信は保険金が支払われるのは「死亡時」です。
ですから、癌などの病気が見つかった場合で生存している場合には保険金は支払われず、ローンを返済し続ける必要があります。

 

疾病保障付き団体信用生命保険

そのような状況でも、疾病保証付き団体信用生命保険では、一定の条件を満たした場合(癌、脳卒中、心筋梗塞などになり一定以上働けない状況になったときなど)にも保険金がでて住宅ローンが返済されます。

死亡時以外にも広げて対応できるというのhが「疾病保障付き団体信用生命保険」のメリットです。

 

注意点は保険料の上乗せ分と必要性

もちろん、そんな保障がセットされている方が好ましいに決まっています。
ところがいくつかの注意点もあります。

1)保険料の上乗せ
通常、こうした疾病保障付き団体信用生命保険の場合、保険料が住宅ローンにプラスされます。一般にはローン金利に+0.2〜0.3%程度というケースが多いようです。
小さいように見えますが、数千万円単位のローンでこの上乗せは結構大きいです。
住信SBIネット銀行」のように標準の団信に医療保障がセットされているものなら良いですが、オプションとして用意されている場合は注意です。

2)別に団信じゃなくてもいい
そもそも論ですが、こうした医療保障については団信でカバーする必要性は底まで高くありません。いわゆる医療保険でもこのような保障はつけられます。
団信にセットする場合は途中解約がしにくいのもマイナスです。家計の都合や経済状況などに合わせて解約や保障を調整できる通常の医療保険の方が使い勝手は良いです。

 

以上を踏まえると、わざわざ団信の医療保険に加入する必要は小さいと思います。
例外を考えるとすると、団信の保険料は「年齢を問わず一定」です。ところが民間の医療保険は病気のリスクが高い人ほど保険料が高くなります。

高齢で住宅ローンに加入する場合など、自分自身のリスクが高い人には団信医療保険はお得かもしれません(しっかりシミュレーションもすることをお勧めします。)

なお、保険料のチェックなどで保険ショップやFP無料相談といったサービスが人気ですが、こうしたサービスを利用する時にもいくつか注意点があります。「保険ショップ・FP無料相談を上手に活用しよう 」などを参考にして、無駄な保険に入らないようにしましょう。

3月3日 しょう

 

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