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住宅ローン返済期間の延長(リスケ)

住宅ローンの返済が厳しい返済できないときの対策の一つが「返済期間の延長」です。例えば、残り20年の返済期間になっているものを30年に10年延長することができれば、月々の返済額をそれだけダウンさせることができます。つまり返済負担額の軽減につながるわけです。給料のカットなどにより収入が減り、返済余力が厳しいという方にはこの延長が最も基本的な対策となるでしょう。

 

住宅ローンの返済期間延長申請

住宅ローンの返済が厳しいということは、月々の返済額負担額が大きいということではないでしょうか?この返済負担額が減少すれば今後も返済を続けていけるというであれば、「住宅ローンの返済期間延長」をオススメします。

こうした期間延長のことをリスケ(リスケジュール)といいます。

ちなみに、住宅ローンが返済できないからといって住宅ローンよりも高い金利のカードローン・消費者金融などに手を出してはいけません。住宅ローンの金利とくらべてこうしたフリーローンの金利は何倍も高いはずです。

当初はなんとかなっても早晩行き詰るのは明らかです。

 

住宅ローンの返済期間延長のメリット

例えば、住宅ローンとして、金利3%(固定)、返済期間20年(残り)、返済残高2000万円というモデルケースで解説します。ボーナス払いが0円で、元利均等という場合では、月々の返済額はおおよそ11万円くらいかと思います。

これを返済期間延長申請を行い、15年間の延長が通ったとします。すると、返済条件は金利3%(固定)、返済期間35年(残り)、返済残高2000万円となります。ボーナス払いが0円で、元利均等のケースでは、月々のローン返済額が7万5千円程度に減額されることになります。月々にしておよそ3.5万円住宅ローン返済額が安くなります

このように、住宅ローンの返済期間延長を行えば、月々の負担額を軽くすることができます。

収入ダウンなどにより月々の返済額が厳しいという方はぜひこの返済期間の延長を活用しましょう。

 

住宅ローンの返済期間延長のデメリット

なお、この住宅ローンの返済期間延長申請についてはメリットだけではありません。一点デメリットがあります。それは、最終的な総支払い金額の変化です。

先ほどの例で、返済期間延長申請を行う前の総返済額はおよそ2660万円。対して、延長申請を行った場合の総返済額は3230万円とアップします。およそ570万円の負担増につながってしまいます。

返済期間を延ばすということは、それだけ「住宅ローンを借りている期間が長くなる」ということでもあります。その期間の伸びに応じても当然、ローン金利が発生することになるため、総返済額は高くなってしまうのです。

このほかにも、住宅ローン保証会社との兼ね合いがあり、保証料の積み増し(上乗せ)などのコストが発生する場合があります。

 

住宅ローンの返済期間延長申請を行うための条件

ちなみに、住宅ローンの返済期間延長申請は誰もが無条件に行うことができるものではありません。いくつかの条件があり、それを満たしている必要があります(条件については銀行(金融機関)によって異なりますので、まずは相談してください)

 

  • 年収が一定の割合以下(住宅ローンの年間返済額の○倍以下など)
  • 月収が一定の水準以下(世帯人数×○万円以下など)
  • 現時点で返済が困難であること。
  • 返済期間の延長が認められれば継続して返済が可能

 

中でも最後の項目が一番重要だと思います。
銀行側もこうした交渉に対してすんなりと「Yes」というケースは少ないので、何度も交渉をしなければならない可能性があります。

今のままでは返済が厳しいが返済の意思は固く返済したいという誠意をみせてリスケ交渉を行いましょう。

月々の返済が苦しい時に、長い間交渉をし続けるのは大変です。本当にギリギリになってから交渉を始めるのではなく、先を見て厳しいということが判断できたらなるべく早めに動くことをお勧めします。

そのため、住宅ローンの返済期間延長申請をしてから認められるまである程度の時間がかかることを想定して、返済がギリギリになって相談するのではなく、多少の余裕は持つようにしましょう。

 

銀行がリスケの相談に乗ってくれない時は弁護士などに相談するのも手

住宅ローンのリスケに対して銀行側が積極的になってくれないという場合、次の手段も含めて弁護士などの専門家に相談に乗ってもらうというのも一つの手です。

「法テラス」のように無料で相談ができる機関もあります。次のステップとなる個人再生手続きなどで家を守りたいという場合も含めて、専門家に相談をすることは重要だと思います。

 

住宅ローンの返済が厳しい時の対応のまとめ

以下は住宅ローンの返済が厳しい時に取ることができる対応のまとめ(一覧)です。

方法 概要
住宅ローンの返済期間延長(リスケ)

住宅ローンの返済期間を延ばしてもらい、それに合わせて月々の返済額を少なくしてもらうという方法です。

住宅ローン返済額の削減(リスケ)

住宅ローンの返済が一時的に厳しい時などに取られるリスケの一種。一定期間返済額を削減してもらうというもの。

個人再生手続き

財産の整理方法のひとつ。自己破産と異なり、自宅を残したうえで借金の整理を行うことができる方法の一つです。

任意売却

ローンが払えなくなり、銀行(保証会社)から競売に掛けられる前に、自宅を売却するという方法です。競売よりも高く売れる可能性がありますが、ローン残高を下回る売却には銀行は及び腰となります。

 

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